秋の田んぼ。稲をかき分けて迫るコンバインの刈り取り部。運転席で目を丸くするさくら。畦のおじさんが腕を前へまっすぐ伸ばす。レバーを倒すと機体が奥へよれ、今度は手前へよれすぎる。土手の上から見下ろすと、刈

秋の田んぼ。稲をかき分けて迫るコンバインの刈り取り部。運転席で目を丸くするさくら。畦のおじさんが腕を前へまっすぐ伸ばす。レバーを倒すと機体が奥へよれ、今度は手前へよれすぎる。土手の上から見下ろすと、刈り跡はへびのようにくねっていた。おじさんがしゃがんで、稲の株の列を手のひらでなぞる。 あごひもを結び直して、レバーを握る。分草板の先を株の列に合わせると、機体はぶれずにまっすぐ進む。最後の稲が吸い込まれる。見下ろすと、くねった跡の隣に一本だけまっすぐな刈り跡。軽トラの荷台に、金色のもみが滝のように流れ落ちる。運転席で両手を上げる。 一緒に来た友達が手持ちで撮った記録。1カット2秒前後、セリフ・字幕・BGMなし。画面に出るのは二人だけ。コンバイン1台、軽トラ1台。機体・服・帽子は文字なしの無地。コンバインの形と田んぼの配置は、人のいない参照画像で固定。

@akiyoshisan1

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